最近多くの場面で目にする言葉として【分断】という言葉が思いつく。
生まれて来て35年この言葉が紙面や報道で良く聞くようになったのは最近のことだと思う。
なぜ分断が発生するのだろうか?
そもそも分断とはなんなのか。
分断とは断つという強力な言葉が使われており、
文字の通り、全く行き来が出来ないということを指し示している。
なぜ民主化して、自由で身分制もない世界で分断が発生するのか。
人類は階層社会や奴隷制のある社会を乗り越えて自由で平等な社会になったのではないのか。
それは偽りだったのか。
そう嘆く人も発生しそうな強力な言葉、それが分断である。
資本主義社会が平等であるかという問いは
そうではないが正しい。
資本の格差があるため平等ではない。
では資本主義社会は分断しているかと
これもそうではないが正しい。
資本の格差と分断は本来相関関係まではあっても絶対的な一致はないはずである。
分断と親和性が高いのは、
権威主義的な階層社会や独裁的な共産主義などである。
それなのになぜ民主化した資本主義社会で分断が発生するのか。
おそらくだが、これは資本格差が拡大し、資本格差が階層化を生み出して、表向き自由だと標榜しているが実態は階層化した社会で上位階層に下位階層が支配されていると実感しているからだろう。
階層が仮に別れていたとしても、階層に納得出来たり、行き来出来ることがあれば分断とは表記しない。
分断となるのは階層の逆転や行き来が発生しないからであるからと考える。
分断した社会を作り出してしまっているのは多くの資本的な成功者であり、既得権益者である。
その富や地位を頑なに守り、分け与えず、交流もしないその姿勢が分断の発生源なのは間違いないだろう。
昨今の不届き者への異常なまでの民衆による攻撃は分断への不満と抗議が鋭利な刃物の表出化と考えると合点がいくのではないか。
今後も分断の解消をしなければ、平和的な解決から暴力的な解決へ民衆は移行していくだろう。
それは歴史を見れば、明らかである。
善悪で考える余裕もなく、人類史の必然行動として、圧政に対する返答は最後は暴力になる。
日本は深刻な分断を外圧によって解決して来た歴史がある国でもある。
異国の国の外圧が国に危機をもたらすとき、国民が今までの圧政に答えを示すのである。
二国の巨大な外圧挟まれる我が国の行く末が、平和ではないことは明らかなので、今後は自衛する
手段を多くの人は持った方が良いだろう。
一番の自衛は知恵の獲得である。
みんな勉強しようぜ。正しい知識を
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