社会人として生きていくときに1番最初から
出来てしまうことでおそらく最期までやらない方がいい事がある。
それは不正を行うことである。
最初に社会に踏み入れたとき、多くの人は不正とか無関係で自分の人生に関係ないと思うだろう。
残念ながら驚くほど近くに不正は存在する。
そして目撃することになる。
この不正と関わると残念ながらいい事は何も無い。
悲しいかな、被害者で関わっても嫌な思いと実害があるものである。
多くの人は不正なんて横領や悪質な改ざんなど偉い人や特定の人しか出来ないと思うであろうが、簡単に普通の人もやってしまうのである。
つい出来心で
経費を多めに申請してしまった。
遅刻を誤魔化すために勤怠をいじった。
等等……
最初は小さな不正だが、人間は残念ながら感覚が麻痺してくる。そのうち人に見られても気にならなくなって何が不正か区別がつかなくなる人を多く見てきた。
私が最初に勤めた会社は年間でだいたい20名前後は懲戒もしくは解雇になっていた。
もちろん原因は不正である。
話を聞くに多くの人はいきなり仕事
辞めるようなことはしない。
段々と心を蝕んでいくのだ。
しかしながら、実際に社会人として過ごすと不正をしても平然と出世したり、許されたりする人がいる。
もしそんな人を見ても真似をすることは推奨しない。
たいていそういう人は、見えないところで多くの傷を負っているため常に満身創痍で精神的に疲弊しているのを隠しているか、もしくは組織全体が末期ガンのように腐ってしまっているかどちらかなのである。
決断は本人が決めるべきことであるが、少なくともそういう異質な人とは距離をおいた方が良いと思う。
もし普通の幸せな家庭と人生を全うしないなら、闇に自ら近づく必要はないのだ。
お金や地位を求めすぎるよりも、ある程度身綺麗に生きる方が市井の人には生きやすいだろう。
心の健康の維持と同じ志の仲間との出会いの方が経験上、闇取引した出世や給料より遥かに価値があると思う。
することをよりしないこと見極めることは社会人としてよりよく生きるための重要な攻略法である。
是非多くの方が闇堕ちした人生にならないことを祈っている。
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