最近巷では拳で外交をするおじいちゃんの出現で世界が大混乱しております。
そもそも保護貿易とは何なのか。
元々は広大な植民地を持つ国が自分の領土内での産業を守るために大々的に行った政策を指す場合が多いのではないでしょうか。
現在の世界では主に自国の守りたい産業を守るために外国商品が流入しないように関税を使う場合が多いようです。
保護貿易を行うこと自体はひとつの政策なので是々非々の話をすべきではないですが、
その保護貿易を全世界で推し進めるとどうなるかは歴史が語ってくれています。
保護貿易をやりすぎると世界全体が不況になって
戦争を起こす国が現れるというのが歴史の流れです。
今回のおじいちゃんは歴史を繰り返したいのかそれとも営業の技で交渉の机に引き摺り出すことを目的としてるのか定かではありませんが、中々危険な交渉術だと思いました。
ただこれほどの危険な掛け金を積んでも、成し遂げたい交渉があるということは余程、自由の国は大変な状態なのだろう。
自由と民主主義が世界を席巻しておよそ100年程でしょうか。
自由の代償を多くの人が支払わない社会の行く末をこれから見ることが出来るような気がします。
心地よい言葉に騙されて、自らの生き方を低俗なものにしてしまうとあとから取り返しがつかなくなるのが世の常です。
自由は甘美で危険な言葉なのだと海の向こうの国の姿を見て思い知らされます。
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